はじめに
この記事では、AIを使って画像からキャラクターの性格を作り、そのキャラクターに名前を付けるプロセスを紹介します。
キャラクター作成のプロセス
1. 画像の選択
まず、以下の記事で作成した、「マラソンをする柴犬」の画像をアップロードして使います。
2. 性格の生成
次に、この柴犬のキャラクターの性格をAIに生成させます。結果は以下の通りです。
この柴犬のキャラクターは、活発でエネルギッシュな性格を持っていると推測されます。サングラスとヘッドバンドを身につけ、走っている姿から、スポーティで決意に満ちた様子が伺えます。舌を出していることから、努力や興奮を表している可能性がありますね。また、シャツには「208A」という番号があり、これは競争やレースに参加していることを示唆しているかもしれません。全体的に、このキャラクターは陽気で前向きな印象を与えます。🐕💨
3. 名前の生成
次に、AIが生成したキャラクターの性格から、キャラクターの名前を考えていきます。文脈を継続するために、「新しいトピック」にはしません。
以下の名前が候補として出てきました。
- ハヤテ
- コウタロウ
- タイガ
- カゼ
- ユウキ
「タイガ」、「カゼ」は結構いいです。しかし、教科書的でつまらない名前の候補が出てくるため、少し方針を練ります。
舌を出していることから、努力や興奮を表している可能性がありますね。
性格のところにあった、「舌を出している」という要素を借ります。
Zephyrが良さそうです。しかし、ゼファーというのは整髪料の名前みたいで、いまいちかもしれません。
ここで、「舌を出す穏やかな風」を意味する名前がいいかも、と思い始めました。
その結果、「Gentle Breaze」を提案されました。ちょっと長すぎて使えませんね。
この時点では最も良い、Zephyrを候補にもう少し考えます。
以下は、AIを使わずに人力で考えた部分です。
「舌を出してマラソンをする柴犬」から、「ゼーゼー、ハーハー」をイメージ。 「ゼーゼー、ハーハー」から、「ゼハー」、すなわちZephyrを連想。
ただし、字面をかわいくするため、ひらがなにして「ぜふぁー」。
「ゼハー」と、「ぜふぁー」で迷いましたが、「ぜふぁー」に決めました。
「ぜふぁー・ザ・じぇんとるぶりーず」が、この柴犬の名前に決定です!
普段は単に、ぜふぁーと呼びます。
Copilotを使う方法
- https://www.bing.com/chatにアクセスします。
- Copilotの隣にある「ノートブック」をクリックします。
- 「画像を追加します」をクリックし、画像をアップロードします。
- 左側の入力欄に「このキャラクターの性格を推測してください。」と入力します。
- 送信します。
やってみた感想
- 本当に、たった1枚の画像から、キャラクターの性格を作り出していることに感心します。
- キャラクターの服装や、身に着けているものを認識しているのがすごいなと思います。
- 画像から直接キャラクター名を作っても良かったと思いますが、先にキャラクターの性格を作ったおかげで、発想が広がりました。
- AIの提案は多くの場合、教科書的です。独自色は、人間が足していく必要があるのだと分かりました。
- 指示を限定しないと成果物はあいまいで予測不可能なものになります。しかし一方で、限定された指示は発想を限定したものなので、面白みのない結果になります。
- AIが発想を広げるのは難しいので、人間が発想を広げられると、良い結果を引き出せると思います。
- AIの提案プラス自分の発想で、いいキャラクター名をつけられたと思います。
結論
AIを使って画像からキャラクターを作ることは、非常に面白い経験でした。AIの提案は多くの場合、教科書的ですが、それを基に人間が独自の発想を加えることで、面白いキャラクター名をつけることができました。AIが発想を広げるのは難しいので、人間が発想を広げられると、良い結果を引き出せると思います。このプロセスを通じて、AIと人間の協働がいかに重要であるかを改めて認識しました。今後もAIを活用したさまざまな試みを行っていきたいと思います。