1. はじめに
先日、AIツール「Copilot」を使用して、著作権を侵害する可能性のある「マリオ」の画像を生成してしまいました。 muriwashinai.hatenablog.com
転んでもただでは起きないのがこのブログ。この経験を活かし、「生成AIを使って、画像に著作権侵害がないか確認する」というテーマで、今回の記事を書いてみました。
2. Geminiとの対話による著作権侵害の確認
まずは、GoogleのGeminiというAIと対話を行いました。しかし、Geminiでは、画像と依頼文のプロンプトだけでは、著作権侵害の可能性を指摘してもらえませんでした。
2.1. 自分の質問
この画像を元に、著作権侵害に当たる要素がないか、教えてください。この画像を私のブログに掲載する予定です。
2.2. Geminiの回答
Geminiは以下のように回答しました。
送信された画像について、著作権侵害の判断をするために、以下の情報を教えていただけますでしょうか。
- 画像の制作者の情報(名前、URLなど)
- 画像のライセンス情報(クリエイティブ・コモンズなどのライセンス情報)
- 画像をどのように利用する予定ですか?(ブログに掲載する、商用利用するなど)
これらの情報がないと、著作権侵害の判断をすることはできません。
画像の制作者の情報
画像の制作者の情報は、画像内に記載されている場合があります。また、画像の出典元を確認することで、制作者の情報が分かる場合があります。
画像のライセンス情報
画像のライセンス情報は、クリエイティブ・コモンズなどのライセンス表記によって示されている場合があります。また、画像の出典元を確認することで、ライセンス情報が分かる場合があります。
画像の利用方法
画像の利用方法は、著作権侵害の判断に大きく影響します。
- ブログに掲載する場合は、ブログの利用規約を確認する必要があります。
- 商用利用する場合は、画像の制作者に許可を得る必要があります。
著作権侵害の判断
上記の情報をもとに、著作権侵害にあたる要素がないかどうか、判断することができます。
著作権侵害のリスク
著作権侵害は、民事上の責任だけでなく、刑事上の責任を問われる場合もあります。
- 民事上の責任:損害賠償請求など
- 刑事上の責任:懲役刑罰など
弁護士への相談
もし、著作権侵害に関する法律相談をご希望であれば、弁護士などの専門家に相談されることをお勧めします。
参考情報
- 文化庁 著作権:https://www.bunka.go.jp/chosakuken/
- 著作権情報センター:https://www.cric.or.jp/
- 弁護士法人アフィリエイト:https://media-houmu.com/law-column/post-106/
その他
画像の著作権侵害を避けるためには、以下のことに注意する必要があります。
- 画像の制作者に許可を得てから利用する。
- 画像のライセンス情報を確認する。
- 画像の出典元を明記する。
- 画像を加工する場合は、著作権侵害にならないように注意する。
画像の加工
画像を加工する場合でも、著作権侵害にならないように注意する必要があります。
まとめ
画像をブログに掲載する前に、必ず著作権侵害のリスクを理解し、適切な対策を講じてください。
3. ChatGPTとの対話による著作権侵害の確認
次に、ChatGPTと対話を行いました。ChatGPTでは、画像内のマリオを認識した上で、その著作権侵害の可能性について指摘がありました。ちなみに、使用したモデルはGPT-4oです。
3.1. 自分の質問
この画像について、著作権を侵害する可能性のある要素がないか、確認してください。この画像を、私のブログ記事に掲載する予定です。
3.2. ChatGPTの回答
ChatGPTは以下のように回答しました。
この画像には、任天堂のキャラクター「マリオ」と、その関連する要素(例えば、ヨッシーやブロック、パワーアップアイテムなど)が含まれています。これらのキャラクターや要素は任天堂の知的財産であり、著作権によって保護されています。
任天堂のキャラクターやゲームの画像を使用する場合、特に商業的な目的で使用する場合は、任天堂の許可が必要です。ブログ記事にこの画像を掲載することは、著作権を侵害する可能性があります。したがって、この画像を使用する前に、任天堂からの適切な許可を得るか、代替の著作権フリーの素材を使用することをお勧めします。
もしブログ記事に安全に使用できる画像を探している場合、著作権フリーの画像サイト(例えばUnsplash、Pixabay、Pexelsなど)を利用することをお勧めします。