ブログアイコン、生まれ変わりました!
この度、私のブログの「顔」とも言えるアイコン、ブログヘッダー、そしてアイキャッチ画像を、すべて新しくしました!
これらの素材は、実は昨年このブログを開設した際に、生成AIを使って作成したものです。
あれから1年が経ち、画像生成AIは驚くほど進化を遂げました。そこで、現在の技術であれば、お気に入りの旧アイコンのデザインはそのままに、気になる部分を修正できるのではないかと考え、今回の更新に挑戦してみることにしました。
愛着ある旧アイコンの紹介
このアイコンは、Microsoft Designer の「Brand Kit Creator」を使って、「無理はしない」というコンセプトの文章から生成されたものです。
私はこのデザインが本当に気に入っています。特に、何とも言えない猫の表情と、ゆるく寝ている姿がたまりません。 「無理はしない猫」という雰囲気が漂っていますが、同時に「AIを使った創作の夢を見ている猫」のようにも見えてきます。
ただ、この画像には少し気になる点がありました。具体的には、肉球の位置や、脚の組み方が少し不自然だったのです。
しかし、当時は一度生成された画像を後から細かく修正するのが難しかったため、そのまま使用していました。コンセプトやデザインの全体像を優先し、細部の正確さには妥協していたのが実情です。
AIとRemixで新アイコンを生成!
今回は、古いアイコンをベースに、動画生成AI Soraの静止画生成機能を使って「Remix」に挑戦しました。 Remix用のプロンプトは以下の通りです。猫のポーズを変えることで、いくつかのバリエーションを作成しました。
この画像は、私の個人のブログ「AIを使ってしたい100のこと」に掲げているシンボルアイコンです。 猫がAIを使って創作の夢を見ている様子を描いています。このアイコンは昨年AIを作って生成されました。 このアイコンには、足の組み方、肉球の位置など、誤っている点があります。 実際には猫は脚を組んで、両手を頭の後ろに回してぐっすりと眠っています。 それらを修正したバージョンを作成してください。
厳選!新しいアイコンのデザイン案
Soraの静止画Remix機能では、一度に4枚の画像を生成できます。プロンプトに「脚を伸ばしている」や「両手(片手)を頭の後ろに回している」といった具体的な指示を追加することで、多様なバリエーションを生み出しました。
生成された画像の精度は非常に高く、画像の破綻が原因で却下されるような案はほとんどありませんでした。
実際には10回以上Remixを繰り返し、約50枚の画像の中から特に気に入ったものを選びました。以下にその一部をご紹介します。
- 案1:脚を組み、片手を頭の後ろに回している。
- 案2:脚を組み、両手を頭の後ろに回している。
- 案3:脚を伸ばし、片手を頭の後ろに回している。
- 案4:脚を伸ばし、両手を頭の後ろに回している。
小さなサイズでの見え方チェック
どの案もかわいらしく、どれを採用するか迷ってしまいました。決め手がなかったので、はてなブログに実際に設定して、どれが良いか検討しました。その際に気付いたのが、このアイコンは縮小表示されるということです。
そこで、縮小サイズでも見やすいアイコンを確認することにしました。
ついに決定!新アイコンの発表
「案2」は、少しスリムになりすぎた印象で、旧アイコンの「のんびりした感じ」が薄れてしまう点が気になりました。
デザインだけで言うと、「案3:脚を伸ばし、片手を頭の後ろに回している」が個人的には一番好きです。「耳の裏」が描かれていない点で、旧デザインからの継続性が高く、無理なく正常に進化したバージョンだと感じました。
しかし、ブログアイコンとして「縮小サイズでの視認性の高さ」は非常に重要な要素です。この点では、脚が長く、全体的にすっきりとした「案2」が優れていました。「案2」はシンプルで無駄がそぎ落とされているため、視認性が高いのでしょう。
結果として、ゆるい感じは少し減り、洗練されたイメージに変わりました。しかし、このタイミングでブログのイメージを刷新するのも良いと考え、「案2:脚を組み、両手を頭の後ろに回している。」を新しいアイコンとして採用することに決定しました。
ブログの顔!新しいヘッダー画像
新しいアイコンをあしらった、ブログのヘッダー画像はこちらです。なお、ブログのヘッダー画像、アイキャッチ画像の編集には、Microsoft Designer を使用しました。
記事の顔!新しいアイキャッチ画像
新しいアイキャッチ画像はこちらです。アイコン変更を機に、文字デザインも少し変更しました。文字デザインは、自分で考えていません。用意された書体テンプレートを適用しただけです。最後にレイアウトを自分でちょっと整えて、完成です。
まとめ:進化する画像生成AIの可能性
画像生成AIが一般化されてから約1年が経ち、生成済み画像を部分的に修正する技術が格段に進歩しました。 今回、約50枚の画像を生成しましたが、どれも非常に完成度が高く、画像の破綻で却下されることはほとんどありませんでした。 たくさんの質の高い候補の中から、どれを選ぶか「デザインで悩む」という贅沢な経験ができたことに、大変満足しています。
部分修正ができるようになったことで画像生成は、以前よりもさらに活用しやすくなったと感じます。皆さんは、生成AIの進化にどんな可能性を感じますか?もしよろしければ、新しいアイコンについてのご感想もお聞かせください!