AIを使ってしたい100のこと

生成AIの可能性と、それを使って自分自身を表現する楽しさを伝えることを目指しています。

段ボールロボット、歩く。Soraで描く歩行シーンいろいろ

🌱 段ボールロボット計画、始動

以前、二足歩行ロボットの歩行シーンを描いたことがあります。

muriwashinai.hatenablog.com

その際に、複雑な構造のロボットをスムーズに歩かせることの難しさを感じました。

今回は、安定して生成できる動画作成を目指し、よりシンプルな「段ボール製二足歩行ロボットの歩行」を、Soraを使って描いてみることにしました。

🚶 はじめての一歩:歩行テスト

思いついたアイデアを、ひとまず動画にしてみました。Amazon's bipedal cardboard robot walks.というシンプルなプロンプトで作成されたのが、以下の動画です。

段ボールでできた二足歩行ロボットが歩くシーンを描くことができました。思いのほかうまくいったという印象です。

しかし、このプロンプトでは「Amazonの段ボール」という要素が抜けており、ブランド性が反映されていませんでした。

📦 ブランド化:Amazon仕様のロボット

Amazonの特徴的なスマイルマークをあしらったバージョンがこちらです。

歩行はスムーズです。Amazonの倉庫では、このようなロボット従業員が棚から商品を集める仕事をしている、という架空の設定です。

出来が良かったので、Amazon段ボールのロボットキャラを活かして、さらに多様なシチュエーションを試してみたくなりました。

📮 力仕事:大きな段ボールを運搬

もう少し別のバリエーションが欲しいと感じ、大きな段ボールを運ぶシーンを描くことにしました。

大きさと重さはある程度表現できたのですが、動きから伝わる感情表現がやや乏しく、少し物足りなさを感じました。

🐶 変身:犬型ロボットで積載アップ

より多くの段ボールを一度に運べるロボットとして、四足歩行ロボットを表現しようとしましたが、複雑な構造のため動画化に失敗しました。

そこで方針を変え、段ボール製ロボット犬を描いたのがこちらです。

想定以上にかわいらしいものができ、とても気に入りました。

🐟 挑戦:金魚鉢との格闘

段ボール製のロボットが、水の入った金魚鉢を危なっかしく運ぶシーンを描こうとしました。

結果としてロボットが、金魚鉢を「そっと押す」という内容になりました。

狙いとは違いましたが、透明の金魚鉢と段ボールの対比がきれいなので、この表現をもう少し追及することにしました。

🛎️ 成功:慎重な運搬ミッション

段ボール製二足歩行ロボットが金魚鉢を慎重に運ぶシーンを描いたのがこちらです。

場所がホテルの一室のような静かな室内になっており、ライティングも落ち着いた雰囲気です。

結果的に、「金魚鉢を慎重に運ぶ」場面をしっかりと表現できたように思います。

🎊 お祭り騒ぎ:雑に運ぶという表現

「慎重に運ぶ」は完成したので次は、「雑に運ぶ」を実現したくなりました。 またシーンについて、「静かな室内」から「お祭り」に変更しました。

明るいお祭りの雰囲気が良いですね。段ボールロボットは、雑な踊るような動きをしています。その動きに合わせて金魚が金魚鉢から飛び出しそうになっています。

実在しない段ボール製ロボットですが、お祭りに溶け込んでいるかのようです。

おもしろい作品を作れたので満足しました。今回はここまでとします。

🔍 気づきとこれから

段ボール製の二足歩行ロボットは、意外なほどに様々なシーンに溶け込めることが分かりました。日常に存在するロボットとして、ありそうだしかわいいと感じます。

生成の成功率も高いので、今後様々なシリーズ化を考えられそうです。今後も日常の中で活躍する段ボールロボットの姿を模索していきたいと思います。